-イメージが悪い?生命保険の営業 ―
伝えたいことは、この3つ
- 生命保険営業は「直販営業」「代理店営業」「ダイレクト営業」の3つに大別
- 近年「代理店営業」は、保険会社にとって重要な販売チャネル
- 生命保険会社の営業職は、一般的なイメージと違って、決して悪い仕事ではありません!
とにかくイメージの良くない生命保険の営業
生命保険営業…テレビCMでもリュックを背負ったスーツ姿の女性が街を歩くようなものが多いため、「直販営業」のイメージが強いのではないでしょうか?
もちろん今も生命保険会社にとって「直販営業」 は大きな販売チャネルであり、契約者様との距離が近く信頼が厚いのも「直販営業」かもしれません。
ただ、中途採用で多く採用されているのは「直販営業」 ではなく、「代理店営業」を担当するポジションです。なぜでしょうか。
それは「代理店営業」 の難易度が高く、かつ保険会社にとって大きな収益が期待できる重要な販売チャネルだからです。
生命保険会社の「代理店営業」ってどんな仕事?
保険代理店にはいくつか種類があり、最近目にすることも多い乗合代理店(『〇〇の窓口』とか)や、専業代理店、士業代理店等があります。
各代理店には保険販売担当者が複数名在籍していますが、生命保険会社の代理店営業担当者の営業相手は、一般顧客でもこの保険販売担当者でもありません。
生命保険会社の代理店営業担当者は、代理店の店長やオーナー、代理店を経営する企業の代表者へ営業に行くことが主となります。
その営業内容は、自社商品の取り扱い提案(新規開拓)や自社商品の販売件数増加に向けた教育指導だけでなく、代理店の経営全体に関するアドバイスに話が及ぶこともあります。
そのため幅広い知識と信頼を勝ち得るコンサルティング力が求められ、難易度も高くなります。
代理店営業に向いている人とは
難易度が高い仕事であるため、ベースの給与も高めであるケースが多く、成果が大きい場合は、ボーナスに反映される企業も多くなっています。
また、オーナーや経営者等とお話する機会が多いことで人間力が上がり、総合力が身につく仕事ともいわれています。
1社目で身に付けた営業力やコンサルティング力を活かしてキャリアアップを目指すのに最適な仕事であり、私は男女関係なく20代後半の方へお勧めしております。
特に、下記に該当する方は転職が成功する可能性は高いと思います。
- 銀行や証券会社等の金融機関で法人営業をされていた方
- MRと呼ばれる医薬情報担当者の経験がある方
- 不動産営業をされていた方
若くして、自分よりも年齢も役職も上の方へ営業活動されていた経験があれば、転職先で十分に経験を活かし活躍できる仕事なのです。
不安がある限り、保険はなくならない。保険営業は人の役に立つ仕事です!
近年ではネット生保と呼ばれる生命保険会社も登場し「ダイレクト営業」の競争も激化しています。
また、「ダイレクト営業」を主としていた保険会社が、「代理店営業」に力を入れるケースも増えています。それだけ重要な販売チャネルといえます。
生命保険加入率は80%を超え、少子高齢化によって先が明るくない業界ともいわれていますが、私個人の意見としては、
- 今後も自身の健康状態に不安がある限り、、、
- 高齢化が進み長生きリスクがある限り、、、
- 天変地異やコロナなど、世の中に不安がある限り、、、
保険加入率が大きく下がることはなく、より顧客目線のサービスや商品を提供できる会社が選ばれるようになると思っています。
実際に生命保険営業を経験した私だから思うことですが、結局最後は
“担当者を信頼できるか” なのです!
どんなに有名な会社でも商品でもサービスでも、保険会社の営業担当者を信頼できなければ選ばれません。
営業担当者の『人間力』が総合的に判断され結果に反映されるのです。この点は住宅の購入とも近い感覚なのかなと思います。
20代のうちに保険営業の仕事を経験し、人間力を磨けたことは、私自身の大きな財産となっています。
だからこそ、生命保険営業という仕事は世の中の人が思っているほど悪い仕事ではない!と、胸を張っていいたいと思います。
お客様の人生に関わり「ありがとう」といわれる機会が多いこの仕事は、大きなやりがいと達成感があり、人の役に立つ仕事なのです。
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