前回は、そもそもベンチャー企業とはなにか、そしてベンチャー企業へ転職するメリットについて、お伝えしました。
今回は、ベンチャー企業へ転職するデメリットとベンチャー企業への転職に対する私の見解をお話しします。
ベンチャー企業への転職を躊躇する方には、メリットだけでなくデメリットについても、ぜひ知っておいていただきたいものです。
そのうえで、ベンチャー企業への転職を検討したほうが、転職で後悔するリスクは、軽減できるはずです。
最後に、ベンチャー企業への転職についての私の意見もぜひ参考にしてください。
ベンチャー企業へ転職するデメリットとは
さて、ベンチャー企業に転職するデメリットとはどのようなものでしょうか。
大きくは、事業縮小や撤退のリスクと志向性や社風のミスマッチがあげられます。
ベンチャー企業ならではのデメリットがあるので、注意しておきましょう。
事業縮小・買収・倒産のリスク
ベンチャー企業=「新しい事業やサービスへの挑戦」ですから、やはり事業が計画通りにうまくいかない可能性もあります。
その場合は、事業縮小や事業からの撤退、他社からの事業買収、最悪の場合倒産というリスクもあります。
興味のあるベンチャー企業に転職したのに、その事業を縮小や撤退するとなれば、再度転職を視野に入れざるを得えなくなるかもしれません。
また他の企業に買収される可能性もあります。
買収先でも今までどおりに事業を継続する場合は、そのまま継続して勤務することができるかもしれません。
ただ、買収先によりリストラなどの可能性もあります。
ベンチャー企業に転職する際には、
- 展開している事業が競合他社と比較して優位なポジションにある
- 複数の事業を手掛けていている
- 資金面でのしっかりとした後ろ盾がある
そういったベンチャー企業であれば、ある程度リスクは減らせるかもしれません。
社風・志向性のミスマッチ
ベンチャー企業は大手企業と違って、少人数で事業を運営しています。
良くも悪くも経営陣、社員間の距離が近いため、会社の社風や志向性などが、とても重要な要素になります。
社風や経営陣の考え方、志向性に合わないとなると、会社に居づらくなるし、成果もあげにくくなります。
社風や志向性、会社のフィロソフィなどがミスマッチすると、これはハッキリいって致命的です。
ですので、経営陣や主要メンバーの考え方や志向性については、面接で十分すぎるほど確認する必要があります。
リスクを取って入るベンチャー企業ですから、飲み会などを設定してもらって経営陣や社員の人柄や社風などを感じ取る機会を作っても良いかもしれませんね。
私が、転職のサポートをする際も、ベンチャー企業で不安がある場合であれば、なるべくその不安が払しょくできるよう、転職先企業との接点を増やすようにサポートしています。
私は、『ベンチャー企業で働く』ことをお勧めします!!
ベンチャー企業への転職におけるメリットとデメリットについて書きました。デメリットを読んでみて、心配になった方もいるかもしれません。
しかし、2、3年ベンチャー企業で経験してみて、合わないと思えば転職しても、きちんとした経験さえ積んでいれば、それほど問題ありません。
むしろ、大企業では経験ができないベンチャー企業ならではの経験は、むしろその後のキャリアでの大きな武器になる場合も多いです。
それくらいベンチャー企業で働くメリットは大きいです。
もっとも、安定志向の方がベンチャー企業に転職することは絶対にお勧めしません。
自分自身の性格や志向性と会社の社風や志向性がマッチするかどうか。
この機会に、自分自身がどのようなキャリアを構築したいのか、どのような志向性なのか、改めてじっくりと考えなおしてみることも大事です。
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