この記事では転職活動に欠かせないレジュメの書き方についてお伝えします。
レジュメとは、一般的に履歴書と職務経歴書の2つの資料を指しますが、今回は職務経歴書の書き方についてアドバイスさせていただきます。
(職務経歴書の書き方(前編)もありますので、そちらも是非読んでみてください!)
こんにちは!転職エージェントの早川です。
私は年間約200名の転職を考えている方(求職者)と面談をし、企業への応募を希望する方のレジュメを添削しています。
レジュメの書き方のポイント②~職務経歴書の書き方(前編)~で、5つのポイントを挙げていますが、今回は3つ目のポイントから以下に記載します。
その前に、5つのポイントをもう一度おさらいしておきましょう。
【職務経歴書5つのポイント】
① 職務経歴書は「説明書」ではなく「プレゼン資料」
② 職務経歴書の冒頭部分【職務要約】はきちんと「要約」になっているか
③【職務経歴】が経歴の説明になっているだけではダメ
④ 活かせる経験・スキル・知識欄は自分のラベリング(売りをアピール)
⑤ 自己PR欄には想いをぶつけて
③【職務経歴】が経歴の説明になっているだけではダメ
「どういうこと?」「なんで?」と思う方もいるかもしれません。
職務経歴書の職務経歴欄というのは、読んで字のごとく“職務経歴を説明する箇所”です。
ですが、【いつ、どこで、何をしていたか】だけを説明しても、書類選考者は「はい、よくわかりました」という感想にしかなりません。では、どうしたらいいのでしょうか?
答えは【いつ、どこで、何を、どのように】やってきたのかを書くことが重要です。
私はよく求職者の方に「5W1Hを意識して書きましょう」とお伝えしています。
5W1Hとは、「When(いつ)」「Where(どこで)」「Who(だれが)」「What(なにを)」「Why(なぜ)」「How(どのように)」の英単語の頭文字をとった言葉で、情報をこの要素で整理することで、正確に伝わりやすくする方法のことです。
職務経歴を説明する際、「When(いつ)」「Where(どこで)」「Who(だれが)」「What(なにを)」までは自然と書けている方が多いのですが、1番大切な「How(どのように)」を書けていない方が多いです。
なぜ「How(どのように)」が1番大切かというと、その方が仕事にどのように取り組んだのか、どのように工夫したのかが最大の評価ポイントだからです。
中途採用ではこれを“汎用性”と言ったりするのですが、求職者がこれまで経験してきたことに汎用性があるのか?
=現職に転職後、即戦力として活かせるスキル・経験を持っているか)を企業は判断したいのです。
職務経歴欄に記載する際には【具体的な取り組み】や【工夫点】【ポイント】などと強調して、アピールすべきプロジェクトや営業プロセスについて具体的に記載することをオススメします。
④ 活かせる経験・スキル・知識欄は自分のラベリング(売りをアピール)
そもそも、活かせる経験・スキル・知識欄 は書かなくても問題はありません。
自己PRの欄にアピール内容を記載している方もいます。
しかし、活かせる経験・スキル・知識欄=ラベリング(自身の売りをアピールする)の効果があるので、あえて別枠で記載することをオススメします。
書類選考者がパッと見て、「この方はこういう強み(経験・スキル)があるのね」とわかりやすく記載した方が印象にも残ります。
ここで大事なことは、ラベリングした強みが応募しているポジションとマッチしているかです。
例えば、企画職に応募しているのに営業力をアピールしても意味がありません。
応募ポジションで求められる経験やスキルを持っていることを、端的に明瞭にアピールすることを意識して記載してください。
⑤自己PR欄には想いをぶつけて
実は、自己PR欄も書いていなくてもNGではありません。
ですが、私はいつも以下のような点を記載するようにアドバイスしています。
・仕事をする時に大事にしていること
・今後のキャリアについての希望
・今回の転職理由や志望動機など
これらは求職者の意向やお人柄を伝えるのに有効なので、是非本音で、熱く書いていただけたらと思っています。
同じようなキャリアの候補者が複数名応募してきている時に、書類選考者が「この方には会ってみたいな」と思うかどうか、そのような視点でプレゼンをして、口説き落としていただきたいです。
いかがでしたか?
前編・後編に分けてしっかりとお伝えしましたが、お役に立てたでしょうか。
私の担当した求職者の方で、これまで書類選考で何社も不合格になっていたのに、上記の5つのポイントを意識して書き直したら書類選考に通過した、という方もたくさんいます!
自分の魅力を100%伝えられるよう、職務経歴書は丁寧に書いていただきたいです。
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