求人票の正しい見方|年収レンジ・必須要件・重複応募の落とし穴
小倉 拓真
三重県松阪市生まれ。IT業界特化のエージェントでトップレベルの成績を収め、LINEヤフーでは広告部門賞を受賞。再び人材紹介業に戻り、 IT・コンサル・製造業の転職支援で最年少リーダーに昇格するなど、各社で顕著な実績を残す。 その後、片面型ではなく両面型のエージェントとして、候補者様と企業様の双方のターニングポイントに深く関わりたいという思いからコープラスに参画。
新井 洋企
2003年にネバダ州立大学ラスベガス校卒業後、SEとして勤務した後、2004年に株式会社ディスコに転職。ディスコの人材紹介事業部にて IT、コンサルティングファーム業界を担当。 その後、2007年に当時の事業部長と共にスピンアウトし、株式会社コープラスの設立当初より参画。 ビズリーチ「JAPAN HEADHUNTER AWARDS 2022」にてIT・インターネット部門のMVP(No.1)を受賞。
転職活動を始めたとき、多くの人がまず目を通すのが「求人票」です。年収レンジ、業務内容、必須スキル——それらを読んで判断している方がほとんどではないでしょうか。
ただ、求人票に書かれている情報は、思っている以上に「参考程度」に見たほうがいいです。転職慣れしていない方ほど、求人票の表面的な情報に引きずられて判断を誤るケースがよくあります。また、エージェントによっては意図的に情報を加工していることもあります。
この記事では、求人票の情報をどう読むべきかについてお伝えします。
「年収600万〜2000万」の下限は、保証された数字ではない
求人票に記載されている年収レンジは、「この会社に入れば最低でもこの年収が出る」という保証ではありません。あくまでも、その企業の社員の年収分布を示しているに過ぎません。
面接の評価次第では、レンジの下限以下の提示になることもありますし、逆に評価が高ければ上限近くのオファーが出ることもあります。最終的にいくら提示されるかは、選考での評価と他社からのオファー状況によって決まります。
また、エージェントによっては同じ求人に対して異なる年収レンジを記載していることがあります。ある企業の求人を、A社エージェントは「年収600万〜2000万」と掲載し、B社エージェントは「年収800万〜2000万」と掲載している場合、「B社経由で応募すれば必ず800万が出る」と思ってしまう方がいます。
さらに言うと、質の低いエージェントの中には、求職者を引き付けるために意図的に下限年収を高く書き換えて求人票を送るところもあります。「この企業は800万から出る」という情報を信じてエージェントを選んでしまうと、実際の選考で提示された年収と大きくズレてしまうことがあります。求人票の年収はエージェントが加工できる情報であることを念頭に置いておいてください。
必須要件を100%満たしていなくても、応募できる
求人票に「〇〇の開発経験3年以上必須」と書いてあって、自分は2年半しかないから応募できない——そう思っている方がいますが、これは誤解であることが多いです。
必須要件というのは、企業側が「これくらいの経験があれば理想的」というストライクゾーンの中心を書いていることが多いです。2年半の経験でも、実務内容や実績次第で書類を通過するケースは十分あります。年齢・スキルセット・経験のトータルバランスで判断しているため、一つの要件に届いていないからといって門前払いになるわけではありません。
逆に、必須要件をすべて満たしていても、書類が通過しないケースもあります。要件の充足率だけで書類通過の可否を判断するのは、実態と大きくズレています。
「この要件に届いていないけど、応募しても大丈夫ですか?」という疑問があれば、エージェントに確認してみてください。経験豊富なエージェントであれば、その求人に対して「今の経歴で書類が通過する可能性があるか」を判断する材料を持っています。
同じ企業に複数のエージェントから応募する必要は、基本的にありません
「A社のエージェントからコンサルタント職に応募したけど、B社エージェントからシニアコンサルタント職でも応募した方が良い結果になるかも」と考える方がいます。
コンサル系の企業では、複数の職位に並んで応募してきた場合でも、面接での評価をもとに最適なポジションで採用可否を判断する企業がほとんどです。一社から応募すれば、その企業内で最適なポジションを検討してくれます。職位を変えて別のエージェントから二重に応募する行為は、トラブルのもとになるだけで、得られるメリットはほとんどありません。
ただし、部門ごとに採用活動を行っている企業では別の対応が必要になる場合があります。これはごく一部の企業に限られますが、担当エージェントに確認してから判断することをお勧めします。
まとめ
求人票の見方とエージェント選びのポイントをまとめると、
- 求人票の年収レンジは保証ではなく、最終的な提示額は選考での評価で決まる
- 一部のエージェントは下限年収を意図的に書き換えることがある。年収レンジでエージェントを選ぶのは危険
- 必須要件を完全に満たしていなくても書類が通過するケースは十分ある。トータルバランスで判断されている
- 同じ企業に複数エージェントから重複応募するのは、基本的に不要でトラブルのもとになる
コープラスのコンサルタントに相談してみませんか
「この求人票の年収レンジは自分に当てはまるのか」「この必須要件が満たせていなくても応募できるのか」——そういった判断は、求人票を見ているだけでは分かりません。実際にその企業との関係性がある、経験豊富なエージェントに聞いてみることで初めて見えてくる情報があります。
コープラスは、求職者・企業の双方を同一コンサルタントが担当する両面型のエージェントです。企業の採用担当者との日常的なやりとりを通じて、「この求人でどんなプロフィールの人が通りやすいか」「年収はどのあたりが現実的か」といった情報を、ありのままにお伝えできます。担当エージェントチームにはビズリーチSランクコンサルタントが多数在籍しており、「JAPAN HEADHUNTER AWARDS 2022」IT・インターネット部門で9,000名以上の中からナンバーワン選出を受けたコンサルタントも在籍しています。そのチームが対応します。
「求人票を見てはいるけど、自分に当てはまるのかわからない」という段階からでも、ぜひお気軽にご相談ください。