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ITエンジニアからコンサル転職した成功事例4選|30代〜40代の年収アップと方針転換 

ITエンジニアからコンサル転職した成功事例4選|30代〜40代の年収アップと方針転換 

「コンサルへの転職を考えているけど、自分のようなケースでも通用するのか」「実際にどんな人が転職に成功しているのか」——そういった疑問を持たれている方のために、コープラスで実際に支援してきた事例を、詳細をご紹介します。

転職を成功させる人には、特別なスキルがあったというよりも、「自分が何のために転職するのか」という出発点が明確だったという共通点があります。その明確さが、エージェントとの方針決定にも、企業への説得力にも、最終的な意思決定にも影響していました。


事例1|30代前半・モバイルアプリエンジニア → ITコンサル(年収400万→600万)

転職のきっかけ

明治大学を卒業後、音楽の勉強を続けていたため、エンジニアとしてのキャリアスタートが26歳と遅めだったAさん。高校時代の同窓会に参加したことが転職のきっかけになりました。当時の年収は約400万円。ところが、同じ高校の同期たちはほぼ全員が年収1000万を超えており、そのギャップに衝撃を受けたといいます。

「自分はこのままでいいのか」という危機感と同時に、「モバイルアプリ開発一本では年収の上限が見えている」という感覚が重なり、転職活動を始めることを決意しました。

方向性の整理と結果

相談当初は、大手SIerや高待遇の事業会社を中心に見ていました。「環境が変われば状況が変わるのでは」という感覚だったようです。ただ、現状の年収400万円から数年以内に1000万以上を目指すには、業界の単価構造そのものを変えないと難しいという話をしました。

要件定義の一部を担っていたAさんのスキルセットは、ITコンサルのPMO領域や上流工程への親和性が高かったため、「まずコンサルでしっかり市場価値を積み上げてから、5年後に改めて行きたい環境を選ぶ方が現実的」という方針に切り替えました。

カルチャーを重視していたこともあり、当初はカルチャーを重視する企業への志望度が高い状態でしたが、あるITコンサル企業の方がIT技術に近い上流工程に早く入れる環境であることを説明し、最終的にその企業への入社を選ばれました。

年収は400万円から600万円へ。転職活動の期間は約2ヶ月でした。


事例2|40代半ば・ユーザー系SIer → 中堅ITコンサルファーム PM(年収780万→900万)

転職のきっかけ

大手事業会社のシステム子会社に新卒で入社し、エンジニアとしてのキャリアを積んできたBさん。PMとしての経験も豊富で、技術・マネジメント両面をこなせる人材でした。

ただ、在籍が長くなるにつれてエンジニアとしての現場仕事から離れ、現場管理・営業・親会社への出向と業務が変わっていきました。「自分はSIerで何をやっているのか」という状態になり、転職について考え始めたそうです。同期や仲の良かった同僚がどんどん転職していき、事業会社やコンサルに移って年収が上がっているという話を聞いていたことも、動機の一つになっていました。

方針の決め方

最初は周囲と同じように事業会社を中心に検討していましたが、年収面の課題感と今後のキャリアの伸びを考えると、コンサル領域の方が50代以降の差がより大きくなるという話をしました。コンサルの理解が不足していたこともあり、まず選考を受けながら理解を深めていく形で進めました。

結果として、コンサル系職種の選考はすべて見送りになりましたが、その選考の過程でJavaやC#の経験が中堅ITコンサルファームが求める技術スタックに親和性があることがわかり、PMポジションでオファーを受けました。社内でコンサルに近い動き方ができる環境であることを確認した上で、入社を決めました。

結果

年収は780万円から900万円へ。コンサル系職種は全滅という結果ではありましたが、「コンサルに準じる環境で力をつけてから次を選ぶ」という中期視点での意思決定ができた事例です。スキルはあったものの、コンサルの業務理解・面接での話し方が課題だったことは次への教訓になりました。


事例3|大手SIer課長・40代 → ITコンサル(年収1350万→1500万)

転職のきっかけ

大手SIer1社でキャリアを積み、課長職に就いていたCさん。年収は約1350万円。東京在住で、子どもが2人おり、上の子が私立高校、下の子が私立中学受験を控えているという状況でした。

年収1350万円は一見高く見えますが、東京で2人の子どもを私立に通わせ、さらに教育費が重なる時期に備えると、生活の自由度は決して高くありませんでした。海外旅行もほぼ難しく、「このままでは子どものためにできることが限られる」という焦りが転職の出発点でした。

もう一つの大きな理由は、役職定年の問題でした。在籍している会社では55歳前後で課長以上の管理職が平社員に戻り、年収が大幅に下がる仕組みになっています。部長昇格は難しいことがほぼ確定していたため、「このままいくと55歳で大幅な年収ダウンが待っている」という現実が、転職を決断させるもう一つの要因になりました。

方針の決め方

同じSIerに転職しても状況は変わらないため、コンサル一択で進める方針を決めました。年収を上げるには、業界の単価構造そのものを変える必要があるからです。

転職活動自体には腰が重い方でしたが、一社でのキャリアが長かった分、技術の深さと上流工程の経験は十分に蓄積されていました。コンサルの面接での話し方を整理し、スキルセットをコンサル文脈で再定義することが準備の中心でした。

結果

年収1500万円で内定。長い社会人経験の中で積み上げてきた実力が、コンサル市場で評価された形です。「決断できていたらもっと早く動けたかもしれない」とおっしゃっていましたが、一方で「これだけの経験とスキルがあったからこそこのオファーが出た」という側面もあります。タイミングと意思決定の質が、転職結果を大きく左右した事例です。

事例4|30代半ば女性・SES(客先常駐・休職歴あり) → ITコンサル系企業(年収450万→500万)

転職のきっかけ

もともと事業会社のアプリ開発部門でキャリアをスタートしたDさん。その後、知人の誘いでSES系の会社に転職しましたが、東京本社の会社から大阪に一人で送り込まれる形で、一人で客先案件に入り続ける働き方になっていました。

周囲にサポートしてくれる同僚もなく、自社への帰属意識もほとんど持てない環境が続いた結果、適応障害を発症し、休職に至りました。「客先に一人で入り続けることへの不安」が転職動機の中心にあり、休職中に転職活動を始めることになりました。

支援の内容と工夫

休職中であること・既往歴があることをどう扱うかが、この転職支援の最大の論点でした。条件面だけで判断されてしまうと、書類の段階で見送りになるリスクがあります。

そこで取った方針は、「履歴書の印象を最大限に活かすこと」と「紹介先企業の人事担当者に対してプッシュを入れること」の2点でした。Dさんは穏やかな印象でクライアントとの関係構築が期待できる人柄であり、その点を最初から強調した上で選考に臨んでもらいました。また、Java 2年弱・C# 4年程度のスキルセットが、複数のITコンサル系企業の技術スタックと親和性があったことも、書類通過を後押ししました。

面接では「一人でできる仕事は少ない。だからこそチームで組織的にお客さんに貢献したい」という軸で語れるよう対策を行いました。休職の理由についても、孤立した環境による体調不良という事実をそのままではなく、「チーム連携の重要性を学んだ経験」として文脈を整理して伝えられるよう準備しました。

結果

最終的に4社から内定を獲得。選んだのは、大阪に事業所があり、月に一度の自社内での顔合わせがあり、複数名のチームで案件に入る体制が整っている中堅SIerでした。「今度は一人じゃない環境で仕事できる」という点が決め手でした。年収は約500万円へ上昇しました。

休職中・既往歴ありという条件があっても、スキルと人柄が評価されれば複数の選択肢が生まれるという事例です。また、本質的な課題をきちんと特定したことで、方向性が見えた事例でもありました。


事例から見えてくること

年齢も経験も状況もまったく異なる4人ですが、転職を成功させた背景に共通するのは「なぜ動くのか」という出発点を明確にしたことです。

それぞれの動機を具体的にすることで、方針を決める際の判断軸がブレませんでした。「なんとなくもっと良い環境に行きたい」という状態で転職活動を始めた方と、明確な課題意識を持って動き始めた方とでは、選考での説得力にも、最終的な意思決定の納得感にも差が出ます。

また、4例に共通するのは、「最初の志望先が必ずしも最終的な入社先ではなかった」という点です。エージェントとの対話の中で方針を整理し、当初の思い込みを修正できたことが結果につながっています。


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