転職エージェントを選ぶ際、多くの人は「どんな企業を紹介してくれるか」「相性が合いそうか」といった視点に目が向きがちです。もちろんそれらも大切ですが、もうひとつ注目してほしい“数字”があります。
それが、「年間で何人の転職成功を支援しているか?」という実績です。
人材紹介の世界では、1年で何人を内定・入社まで導いたかという“決定人数”が、そのエージェントの力量を測る重要な指標のひとつとされています。
具体的には、以下のようなラインが存在します。
- 年間20人以下: 転職支援を行ってはいるものの、情報精度や交渉力がやや弱く、数をこなす提案が中心になりがち。
- 年間30人以上: 一通りの実務経験を積み、基礎的なマッチング力や提案力を備えた**“一人前”**のレベル。
- 年間50人以上: 情報の深度、求人の選定眼、交渉力などを総合的に備えた**“プロフェッショナル”**として信頼できる水準。
年間30人以上となれば、そのエージェントが企業との信頼関係を築き、紹介先とのマッチ度を高める力を持っていると判断できます。
この“転職成功人数”というのは、紹介の数だけではありません。書類添削・面接対策・条件交渉といった全プロセスを支え、候補者と企業双方の納得の上で成立した“質の高い支援”の積み重ねです。
また、継続的に成果を出しているエージェントは、「紹介して終わり」ではなく、「紹介のその先」まで責任を持つ傾向があります。だからこそ企業側からの信頼も厚く、候補者への紹介精度も高まるという好循環が生まれます。
転職活動で「この人に相談してよかった」と思えるかどうかは、実はこうした“見えづらい実績”に裏打ちされているのです。
紹介してくる求人の数より、支援してきた人の数。
その数字の奥にある“職人度”を、ぜひ見極めてみてください。